20年ほど前に3世代同居の家を新築しました。
住宅の間取りを考えるときに、いろいろに使えるオープンなスペースがあったら便利だろうと、風呂と台所の間に4.5畳ほどの部屋を作りました。
大津市に注文住宅を建ててから20年の間に子供が生まれ育ち独立し、親が高齢になり、私や女房の仕事が忙しくなったりと時間とともに家の役割やそれぞれの部屋の使い方は変わってきましたが、このスペースは時代と共にいろいろな使い方をされてきました。
子供が小さい頃は遊び場として、普段は雨の日の洗濯干し場として、予備の冷蔵庫や食品の置き場として、私の蕎麦打ち場所として、老母の日光浴の場として、その他いろいろ。
家を建てることは人生の大仕事です。多くの人は一生に一度でしょう。
建築費用は多くの人の場合、長い住宅ローンを組むことでしょう。その支払いは少なければ少ないほど良いのは当然です。
でも、家を建てる時に無駄かもしれないと思っていたスペースが、家族の絆を深める役割を担ってくれることがあります。
家を建てる計画のみなさん、無理のない範囲で便利スペースを作ることをお勧めします。