物は有るが人がいない国内の林業の現実、

日本人や日本の国には日本の特産である樹木を素材とした木の家、無垢の材料を利用した家屋が気候的にも合致していて最良とまで言われています。 近年ではカナダ産などの洋材を輸入して2*4(ツーバイフォー)等の建築工法も人気のようですが、日本人は国産の木材、特に針葉樹を使用すべきであり、其のほうが日本人にはよく似合うと思われますね。 



日本で外材を使用するのはそれなりの理由は有るらしく、其の最大の理由は輸送を含めても価格、コストが安いとも言われているようです。 ただ、国内では素材となる材木、特に針葉樹の杉、檜、松類の総量は充分に有り余っているとも言われています。 しかし、肝心の林業従事者が少ないことや給与そのものもかなり低く抑えられていて林業離れをする人々が多くなっている、又、林業の継承者がいなくなっているとの理由かららしいのです。 つまり、物は有るけれど人がいないしお金が安いという条件が絡んでいるとも言われているのです。



日本国内には日本三大自然美林といわれる大産地があります。 其の天然林では青森のヒバ、秋田のスギ、木曽のヒノキ(長野・岐阜)など、此等の材木は大工の棟梁達が最もこのむ国産の素材とも言われています。 その他にも国内各所に多くの広大な人工林などもあります。